サイボウズの社長が執筆した「チームのことだけ考えた」を最近読んだが、サイボウズっていい会社だなと良い印象を抱いた。
だってこんなに社員の要求を受け止めてくれるなんて、良い会社に決まってるじゃんって感じ。
そしてこの社長は多様性がうちの強みだと言っていたが、確かにそうだと思う。
実際に色んな能力を持ったメンバーがいるから、思いもかけないような事で力を発揮して会社に貢献する人もいるっぽい。
僕は多様性の持つ大きなメリットの一つに選択肢の幅が広がるということがあると思う。
つまり会社に多様な人がいれば、色々な仕事ができる可能性が広がるということ。
例えば僕の場合で言うと、僕は仕事ができないが音楽が作れる。
だから僕を使えば音楽を結びつけた何か今までとは違った新しいことができるかもしれない。
音楽を作れる人なんて社会ではやっぱり少数派で、職場の人たちは皆仕事ができるけど、でもやっぱり音楽を作れる人はいない。
だから、人とは違ったことができる人に対して、その人の欠陥には目をつぶって多様性を受け入れると、その人はその集団の力になると思う。選択肢が増えてより面白いことができるようになるんじゃないかと思うし、何かチャンスがあった時に色んな選択肢を持っておくとチャンスをモノにできる可能性も高まるかもしれない。
ただ、僕は結構感じるんだけど、多様性に対する社会の理解ってまだまだ少ないんじゃないかと思う。
でもそれってよくよく考えると、日本人は多様性の理解が乏しくても何ら不思議はないなと思う。
だって日本人って個よりも集団を大切にする傾向があるじゃん?他の国と比べて。
例えば電車内でも周りに迷惑だからといってあまり喋ったり電話したりしないし、会話でもよく空気を読むし、周りに合わせとけっていう感じはあると思う。
だからそんな同質化が求められるような社会で多様性なんて真逆じゃんと思う。
運動会で全員1位とかやってる時点で多様性なんて程遠いなと感じる。
確かに和を以て貴しとなす的な雰囲気には良いところもあって、外国から賞賛されるような礼儀、マナーを生み出している要因だと思う。
震災時に世界中から賞賛された国民性なんかもそういう部分に関係してると思う。
だから今の日本社会の傾向を全否定するつもりは全然ないけど、でももっと多様性を重視するようになっても良いんじゃないかなと思う。
せっかく凄い能力を持った人がいても社会がそれを潰してしまったらすごくもったいないと思う。
それこそエジソンが「あいつは変なやつだ!」っていうことで誰からも理解されず社会から排除されてたら社会にとってめちゃくちゃ損だったよねと。
だから日本がこれから強くなっていくには多様性が必要になってくると思う。
多様性の理解がもっと広がり、多様な人材がのびのびと活躍できるような雰囲気の社会になれば、色々と選択肢が増えて面白いものが生まれる可能性が高まるんじゃないかと思う。
だからサイボウズという会社にちょっとこれから注目したいなと思う。
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