最近友達から仕事の相談を受けた。
その友達はたびたび上司に叱責されて凹んでおり、今の仕事に向いてないと感じるから仕事を辞めようかと悩んでいるとのことだった。
しかもその上司は仕事の内容を聞き返されただけで「だからやれって言ってんだろ!」という態度をとる人らしい。
でもこんなんじゃ仕事ができなくても無理ないよと思う。
だって指示が曖昧だから。
指示をする人は部下に動いてもらうんだから、目的通りに動いてもらうにはなるべく具体的に指示を出さないと。
多分その人は上司だからというだけでふんぞり返ってる人なんだろうね。
何のための上司だよと思うよ。
だいたい部下を叱責していいことなんてあるのかなと思う。
まず叱責をすれば部下は萎縮する。
ミスをして叱責されるのであれば、ミスをした時にそのミスを隠そうとするかもしれない。
ミスが生じても、そのミスに適切に対処できるよう部下に素早く報告してもらうような環境って必要だと思う。
だからまずそういう観点で部下への叱責は反対。
次に、業務の責任は誰が持っているのかというと、部下ではなく上司だ。
上司は部下がきちんと業務を遂行しているか管理しないといけない。
だからさっきの例でいう部下を突き放すような言動はとんでもないと思う。
それで部下が業務を仕上げることができなくて会社に損失を与えるようなことがあったらあなたの責任になってくるんですよとさっきの人に言いたい。
また、叱責をすることで業務の効率が上がるのかというと大いに疑問だ。
上司のパワハラによる自殺は時々ニュースになるけど、叱責をするということは部下のメンタルにダメージを与え、それが積み重なるとうつ病などの精神病を引き起こすことがある。
そうなった場合会社にとってそれは良いことなのか?
部下がまともに仕事ができなくなれば当然業務が進まなくなるから会社にとってはマイナスなはずだ。
そもそもミスをしたくてミスしてる人なんていない。
ミスをしている原因は何なのか。
叱責するんじゃなくてそこを見極めないといけないと思う。
部下の性質(ADHDや発達障害など)によるものかもしれないし、きちんと周りがチェックすれば防げたミスかもしれないし、冷静にそういう検証をしないといけないと思う。
だからそういう検証をするにあたって叱責する必要なんてあるのかなと思う。
まぁ、部下も人間だが上司も人間だからカッとなったりすることがあるかもしれないけど、でも叱責しても悪いことしかないと思うからそこはチームの責任ある立場として我慢すべきなんじゃないかなと思う。
ストレスの吐き出し方なんて世の中いくらでもあるよ。部下に当たらなくても良いと思う。
てか日本人の一人当たりのGDPって先進国の中でも低いみたいね。
無駄に叱ったりする非効率な働き方が関係してるんだと思う。
色んな記事を見た感じだとアメリカでは部下をあまり叱責しないみたい(アメリカで働いたことがないから本当かどうか分からんけど)
現にアメリカは一人当たりのGDPが日本よりももっと上だし。
こういうのを照らし合わせて考えてみると、やっぱり部下を叱責するのはやめた方がいいんじゃないかと思う。
もちろん叱責をやめれば全てが良くなるっていうわけではないけど、でも辞めるべきことの一つだと思う。
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