最近暴力を伴うパワハラのニュースばっかり。
スポーツ界のパワハラ問題が次から次へと出てくるし、生徒や従業員への暴力を撮影した動画が出回るなど、ここ最近パワハラ報道熱が一段と高まってきてる。
これはこれで良いことだと思う。
こうやってたくさん報道されることで世の中の人の意識が変わっていって、パワハラってダメなんだなとより強く思うキッカケになり、少しずつ社会からこういう問題が減っていくだろうと思うから。
でもそれと同時に、こういうパワハラやいじめって世の中から完全になくすことは無理なんだなと思った。
殺人事件がこの世から未だになくならないのと同じように、パワハラやいじめもなくなるものじゃないと思う。我々が人間である限り。
好き嫌いの感情を持ち、他人に嫉妬心を抱き、他者よりも優位に立つことを好む我々人間は社会からこういうパワハラやいじめをなくすことは無理。
例えば、差別をなくそう!差別は良くないとか散々言ってるけど、そういう人たちにも差別心はあるものだ。
というもの、結局差別をする人を差別的な目で見てることは大いにある。
あいつ◯◯さんのことを差別しやがって、最低だよクソ野郎が!ああいう人間だけには絶対になりたくないね!ってな感じで。
そもそも人間には好き嫌いの感情があって、自分の考えに相反するものに嫌悪感を抱くのが普通だと思う。
だから、差別は具体的な行動を伴って相手に不利益を与えることがなければ、差別心を抱くことは仕方がないと思う。というかそれが人間として自然だと思う。
だから、パワハラやいじめも人間の差別心とかそういうものから来てるから、なくすことなんてかなり難しい思う。てか無理じゃない?
ニュースとかを観てると、パワハラ、いじめを行った人に対して、「なぜこの人はこんなことをしたのか理解できない」、「最低、こいつクズだ」みたいな感じで加害者を叩いてるけど、このパワハラやいじめというものは人間由来のものであって、加害者だけを叩いて終わるのとは違うと思う。
どちらかというとその加害者が属している組織を叩くべきだと思う。
なぜこういう事件を起こしてしまったか、対策は取られていたのかなど、いじめパワハラに関しての組織のシステムについて言及すべきだと思う。
この社会で悪いことをしたら法律で裁かれるように、いじめパワハラも制度で対応しなくちゃいけない。
加害者の人間性が悪いからとかそういうのではない。
我々は人間であって、パワハラやいじめを引き起こす差別的なものの見方、他者を下に見てしまう人間であるから、加害者だけを叩いてもこのパワハラやいじめ問題は改善しないと思う。
もちろん、パワハラやいじめはなくすことはできなくても、減らすことはできると思う。
だから、パワハラやいじめがあった時に対応できる制度、またはそういうことが起こらない制度、雰囲気作りが大切だと思う。
考えてみたけど、こんな感じ?うーん…あんまり思い付かん。
・会社の方針としてパワハラは絶対に許さないことを明確に打ち出す
・会社の就業規則にパワハラの加害者には罰則を設けるよう規定する
・会社で1ヶ月に1回全員に匿名でアンケートをとって、パワハラの有無を調べる
・告発者に報奨金を与える
・パワハラが起きた場合、被害者と加害者と第三者の上司とで話し合わせて再発防止を意識させる(これは色々と問題がありそうな気もするけど…)
パワハラの報告があった後に加害者が被害者により理不尽な態度を取ったりもしそうだから、難しいところ。
実際俺も高校時代にいじめられてた時先生にチクったらその加害者からもっと嫌われたもんな^^;
書いてて思ったけど、やっぱり罰を強化することが一番良いのではないかと思う。
いじめ、パワハラの加害者には強力な罰を与える。
それが例えばパワハラだと判断された場合、1ヶ月分の減給とか。
ということでパワハラやいじめを最大限少なくしていくには、ニュースや教育などでみんなの意識を変えていき、学校や会社などの組織でいじめパワハラの罰を強化していく。
時間はかかるだろうけど、本当に地道にやっていくしかないと思う。
少なくとも加害者だけをああやって叩くのは間違い。
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