修学旅行でスキーしてたら突然クラスで一番かわいい子に抱きつかれて一緒に転倒して恋心を抱いた話

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俺は高校時代工業高校に通ってた。

工業高校だから男ばかりで、実際俺のクラスには女性が4人しかいなかった。

クラスに女性が4人というのはまだ多い方で、0人のクラスも普通にあった。

でもこんなに女性がいないにも関わらず、俺のクラスには一人かわいい子がいた。

俺の高校時代はかなりいじめられてて嫌な記憶がたくさんあるが、その中でもその子がいたことでロマンチックな出来事を体験することができた。

それは高校2年の終わりの修学旅行で行ったスキー場での出来事。

この修学旅行ではスキーをやることになっていた。

普段雪なんて見ることはないし、なおさらスキーなんて初めてだったから楽しみだった。

そしてそれぞれグループに分かれてスキーをすることになったが、俺はそのかわいい子と一緒のグループになった。

かわいい子っていうのもアレだから、じゃ「甘酸っぱい」の頭文字を取ってA子さんにしよう。

このスキー体験では、各グループに一人ずつインストラクターがついて色々と指導を受ける形になっていた。

俺のグループには熱血なおっさんがインストラクターとして付いてて、みんな色々と熱心に教えてもらってた。

みんなスキーなんて初めてなもんだから、慣れないスキー板や両手に持つ細長い棒に四苦八苦していた。

俺も思うように体が動かず、コケそうになりながら色々と試行錯誤してた。

すると、突然ドラマが始まった。

「ぁぁぁあああ!」と横から声が聞こえてきて、何だろうと思ったのも束の間、体にグッと圧力がかかった。

なになに?!と思って顔を横向けると、A子さんだった。

A子さんが制御不能になって滑り落ちてきたところだった。

そしてそのままお互い体をガッチリ掴んだまま、一緒に「あああああああ!」って感じで滑り落ちて、二人で一緒に転倒して雪まみれになった。

転んだ状態から少ししてイタタタタ……って感じでゆっくり目を開けると、俺の上にA子さんがいた。

忘れもしないあの景色。

なんか、これは昨日のことのように思い出せる。

向こうも若干イタタタタ……っていう表情だった。

(あっ…………)

と思った。

本当にね、もう

(あっ…………)

としか思いようがない。

ゲレンデのあのキラキラした雪の感じと、A子さんのかわいさと、そしてあのドキドキ感。

一切脚色のない、本当にドラマみたいなそんな一瞬の出来事だった。

その後すぐにインストラクターや友達が駆け寄ってきて、「大丈夫?」とみんな口々に言ってきたけど、邪魔でしかなかった。

そして二人起き上がった。

あの体験は冴えないいじめられっ子の非リア童貞の俺からすればそれはそれは強烈な体験だった。

その瞬間から外の気温とは対照的に恋の炎が小さく芽生えた。

ポーッとせずにはいられない。ポーッとせずには。

そしてみんなスキーに慣れてきた頃にコースを滑ることになったんだけど、A子さんとよく話した。

何を話したか全く覚えてないけど、滑りながらよく話したことは覚えてる。

一通りスキー体験が終わった後も修学旅行中にA子さんをちょくちょく見かけたけど、まぁ、超奥手の恥ずかしがり屋な俺はそれ以降話しかけることもそんなにできなかった。

このスキー体験は修学旅行の中でも数時間しかなくて、もっと言うと人生の中でほんの一瞬のことだ。

しかし俺の中ではロマンチックな出来事としてとても大きく記憶に残っている。

そして修学旅行以降はA子さんと今まで通り特に何もなく、これまでのような日々が過ぎて、その後高校を卒業。

で、大学在学中に友達から聞いたけど、A子さんは結婚したらしい。

かわいい子なんてそりゃ引く手数多やなと思うわな。

向こうは多分あのスキー場での出来事なんて全く何とも思ってない、もっというと蚊に血を吸われたくらいの些細な出来事としか思っていないだろう。

将来高校の同窓会があれば、A子さんとそんな話したいなと思う。

そうすると同窓会後に何かあったりして。

なんちゃって。

あぁ、楽しみがまた一つ増えた。

まだ俺にもチャンスはある。

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