最近ミックスの技術が上がってきたなと感じる。
以前までミックスが本当に苦手で、なぜ俺がエンジニアの領域の作業までやらないといけないんだと超不満に思ってたけど、それでもやるしかないから練習しまくってたら前よりずっと良くなってるんじゃねと最近感じるようになってきた。
この記事の一番上の写真が実際の俺の作業環境だけど、最近はもう本やネットにある情報を元に、ひたすらこのコンプのツマミやらEQやらを色々いじりまくって実験を繰り返しまくってひったすら思考錯誤してたわ。
で、ようやく最近ミックスというものについてなんとなく分かってきた気がする。
というワケで、以前の俺が作った音源と、ミックスしなおした俺が作った音源を比較してみたいと思う。
まぁ、厳密には以下の二つの音源はマスタリングもしてるんだけど、どっちも自動マスタリングのLANDRにぶん投げたやつだから、条件は一緒かなと思う。
昔と今を比較
それじゃまずは2年以上前に作った音源がこれ。
そして今日作った音源がこれ。
2年前の音源はモコモコしてて不明瞭。
特に右耳から聴こえるアコギがモコモコしすぎてやばい。
さらにドラムのスネアの音やピアノの音も聴こえにくい。
全体的にぼや〜っとしてる。
今日の音源を聴いてから2年前の音源を聴いた方が分かりやすいかもしれん。
それに比べてもう一方の方はスネアやピアノの音も聴こえやすいし、右耳のアコギの音もモコモコしてなくて全体的にスッキリしている。
これは、以前よりもEQやコンプをちゃんと使って音の棲み分けをし、前に出す音や後ろに引っ込める音などをコントロールしてるから。
こうやって一つ一つのトラックをちゃんと整えてあげると、全体で聴いた時に良い感じに聴こえる。
ほんと、ようやく最近になってミックスというものが分かってきた。。。
初めてDTM触り始めてからもう4年くらい経ってるからね。。。
じゃ、なぜ最近ミックスが上手くなってきたのかというと、大きく分けて二つの理由があると思う。
耳が良くなってきた
一つは音の違いを聴き分けれるようになってきたことがあると思う。
以前はそのまま聴いても何も問題を感じなかったものが、今聴くと、「あれ?このトラックすげー不明瞭やな。だからこの帯域をEQでバッサリ削ろうか」みたいなことを思えるようになった。
特に自分の昔作った音源を聴くと、クオリティまじやばいなと思う。
その作った当時は何の疑問も思わなかったからね。
だから、耳が良くなってきた、良い音、悪い音の判断基準ができてきたというのが大きいと思う。
業界のエンジニアがやるミックス設定を見ることができた
次に、最近トライアルでNeutronっていう自動ミックスツールを使ってみたんだけど、Neutronを使うと勝手に良い感じでトラックにEQやらコンプやらが掛けられてミックスしてくれる。
いわゆるAIによる自動ミックスツールだけど、そのミックスされたパラメーターの結果も見ることができる。
Neutronはプロのエンジニアが作ってきた過去の膨大な音楽を解析して、最適なミックスを提案してくれるツールだから、Neutronがミックスしてくれた結果 = 業界のエンジニアがミックスしてくれた結果とも言えると思う。
で、プロってこういう感じで設定してるのかって感じでNeutronのミックス結果を見て色々と参考にしてみた。
すると、自分がミックスした際に各トラックのクオリティが上がった。
Neutronを使うことで、こういうやり方でやれば良いのかっていうザックリとした基準が分かった。
まぁ、じゃミックスもNeutronでやればいいじゃんって思ったけど、あくまでもAIがしてくれるミックスであって、自分がこういう音にしたいという細かいことは汲んでくれない。
だから結局やっぱ自分でミックスやろうって思ってNeutronはその後トライアル期間が終了して使ってない。
まとめ
ミックスって正解がないから難しいし、色々な人の色々なやり方があるから結局どうやってやれば良いか全く分からなかった。
まぁ、現時点でもテクニカルな人達からすればまだまだ俺の音源には問題があるんだろうね。
だけどそんなにミックスなんて極めなくても一般人にはそれほどこだわりはないと思うから、ある程度くらいで良いとも思う。
実際近いうちにストリーミング配信しようと思ってるし。
頭でごちゃごちゃいつまでも考えてたら何もできないまま死んでしまうからね。
とまぁ、こんな具合で最低限の音源として配信できるレベルになってきたかなと思ったから一旦成長過程を晒してみた。
あともうちょい準備して来週くらいにはレコーディングや。
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